相手に「No」と言わせない方法

 

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初対面の人やそんなに親しくない人とコミニケーションを取るときってなかなか共通の話題がみつからなくて沈黙してしまったり、会話がつかえがちになりますよね。

そして、これから仲を深めていきたいと思ってる相手との距離を縮めるためにも会話の脈絡を把握して円滑で自然な会話が出来れば相手にも断られることも少なくなりますよね。ビジネスにおいても断られずに相手の懐へ入っていけたらと思う方も多いと思います。

 

今回はそういうときにつかえる、相手に「NO」を言わせない二つの会話術

否定疑問文ダブルバインドを紹介したいと思います。 

 

 

否定疑問文(Subtle Negative)

 自分が想定できる答えを相手に言わせることで会話を有利に進めていく方法です。

頭に否定とつくわけですから、「○○ではないですよね?」というのが自然で、相手は○○かどうかに対してイエスかノーで答えてきます。こちらとしてはその質問があっていようがいまいが会話を進めていけるわけです。

 

否定疑問文の事例

 会話が途切れやすいパターン

 

A:「お腹すきませんか?」

 

と聞いたとして、もし相手がお腹がすいてなければ

 

B:「いいえまだそんなに」

A:「そうですか・・・」

 

という光景がうかんできますよね。

Aさんは食事というテーマに会話を運びたかったのにうまくかみあわなくなってます。

 

ここで否定疑問をつかうと

 

A:「まだお腹すいてないですよね?」

B:「そうですねまだそんなに・・・」

A:「ですよね。私もいつもはもっと遅いんですよ。」

B:「だいたいいつもは何時くらいに・・・」.  A:「いつもは・・・.」

 

というぐあいになり、食事をテーマとした会話がしばらく続いていきそうな気がしてきますね。

 そして、途切れない会話で人間関係をつくったら次はダブルバインドの出番です。

 

ダブルバインド(Double Bind)

ダブルバインドとは日本語で「二重拘束」という意味です。

二重拘束とは本来二つの矛盾している命令をするという意味で使われます。

例えば、仕事での上司とのやり取りで。。。

 

「意見や考えがあるなら積極的に発言しなさい。」

 

と言われたので、意欲的に発言したにも関わらず。

 

「自分の意見の前に言われたことをやれ。」

 

といったぐあいに相手に精神的な矛盾でせめているといえます。

 

このように、ダブルバインドってなんだかいや〜な感じに聞こえますが、良い意味で言えば主導権を握れるということです。

 

主導権を握るということは恋愛やビジネスにおいて自分にとって有利になるので使いこなしたいテクニックですね。

 

ダブルバインドの事例

断られやすいパターン

「今度の土曜日にごはんへいきませんか?」

 

相手がもし土曜日都合悪いと

「土曜日は予定があります。」と断られてしまいます。

 

一方、ダブルバインドを使った場合

 

「ごはんへいくのは今度の土曜日がいいですか?それとも日曜日?」

 

と聞かれると、相手は土曜日よりは日曜日がいいという思考になり、ごはんへ行くかどうかを考えなくなります。そうすることでお誘いが成功する確率がぐっと高くなります。

 

 ビジネスの場面でも

「ご都合の良い日はいつでしょうか?」

 

よりも

 

「今週の火曜日か木曜日どちらがよろしいですか?」

 

と聞く方が、相手は火曜日と木曜日の都合を考えるようになるので、より踏み込んだアポイントがとれることになります。

 

このように、単純なイエスかノーかで聞くよりも、二者択一をせまることでそれ以外の選択肢を思考から除外させることができるというわけです。

 

 

まとめ 

相手に「NO」と言われない会話術として

・否定疑問文・・・「○○じゃないですよね?」と質問することで自分の持っていきたい方向へ会話を進められる。

 

ダブルバインド・・・相手に選択肢を与えることで質問以外のことへの思考をさせなくする。

 

どちらも難しくはないことなのでぜひ実践してみてください。