英語を理解したい時に読むべき本
洋画を観ていて、英語を字幕なしで理解したり、英字新聞を読めたらすげー楽しいだろうなって思ったことはありますか?
私はそう思って英語を勉強していました。
英語って誰もが習う教科ですが、英語が母国語でない人や、幼少期から第二言語として扱ってきた人以外の人にとったら結構複雑です。
そもそも英語に限らず言語というのは、その言葉を母国語(ネイティブ)として当たり前に使ってるから、いざ文法を解説するとなるとなかなか難しいですよね。
といよりは、母国語を話す時は文法なんてあまり意識しませんよね。
大人の英語学習は感覚だけでは理解できない
よく巷では、聞き流すだけで。。。とか、動画をみるだけでとか。。。
そんな教材が出回ってますが、ああいう類はあまり現実的でないのかなと思います。
確かに、言語は発音して口耳を使うトレーニングをしないとなかなか上達はしないですし、英語に慣れるという意味で音を聞くことは否定しません。しかし、音だけで言語を理解できるのは幼少期だけなんですよね。
幼少期の言語の習得法
「 耳の黄金期」という言葉があります。どういうことかというと
人は生まれた後に色んな音を聞くことによって耳の機能が形成されていきます。
特に0歳〜3歳が急激に耳の機能が発達するため、この時期こそ「耳の黄金期」と呼ばれていて、この時期に聞いた音が脳機能に組み込まれていき、母国語となるのです。
この黄金期を過ぎてからは段階的に音の聞き分けが難しくなってきます。
9歳〜10歳頃には脳機能も形成されきってしまっているのです。
なので、大人には聞き流すだけではただの雑音でしか感じられなくなるわけです。
詳しくはこちら↓
大人は文法を勉強しないと英語を使えない
つまり、大人の場合は英語は頭で理解しないと記憶に残りにくいのです。
本気で英語を理解しようと思ったらじゃあまず何から探ればいいのか?
まずは文法だと思います。
文法は1番やりたくないけど、言葉のルールですから言語の基礎です。
だけど文法を勉強していてもあまり面白くないし、そもそも文化的に違うのだから物事の考え方や捉え方も違ってくるわけです。
そういう違いこそ言語(文法)に表れてきます。
これこそが文法を苦手と思う理由だと私は思います。
そんな日本人が苦手と感じる文法を詳しく解説しているのがこれです。
「日本人の英語 」 マークピーターセン
おそらく、学生時代英語を専攻していた人なら聞いたことがある有名な本です。
実際私も学生時代に当時の英文科の教授に教えて頂き、英文法や英語のルールを理解するのにすごく重宝しました。
例えば、名詞に付くaやtheと何もつかない不定詞の場合
日本語の鶏肉を英語ではchicken
ここにaがつくと a chickeで一羽の鶏🐓
と、同じ鶏でも意味合いが違ってきます。
他にも、glassとa glassの場合
著者マークピーターセンによると「aは名詞につくアクセサリーではない」と言っています。
つまり、aは名詞の単なる飾りではなく a glass=一杯 と glass=硝子 は別の単語だと言っているんです。
はぁ〜なるほど
確かにaはただの飾りじゃないなと思いました。
このように、概念を分かった上で英語の勉強をする方が確実に頭に残りますよね。
数学や物理なんかもただ公式を覚えてもしばらくすると忘れるように、なぜこうなるのか、理由まで分からないと理解はできないのと同じですね。
そして、文法を理解していきながら実際に発音していくことで喋れるようになっていくわけです。
著者マークピーーターセンが日本人並みに日本語を理解しているからこそ分かる解説で今一度英語の世界に触れてみてはいかかでしょう。
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<こんな方におすすめ>
◻︎英文法をしっかり理解したい方
◻︎英語と日本語の表現のニュアンスの違いを 知りたい方
◻︎日本語で考えている事を英語で伝えたい方
こちらは実践編☆
実践日本人の英語 (岩波新書) [ マーク・ピーターセン ] 価格:842円 |
続編も出てます♪
日本人の英語(続) (岩波新書) [ マーク・ピーターセン ] 価格:820円 |